SharePoint モダンサイト用リダイレクト Web パーツを公開しました

投稿者: | 2022年5月29日

はじめに

SharePoint のモダンサイトで使える、リダイレクト Web パーツを GitHub に公開しました。
ソースコードをそのまま公開しているので、興味ある方は是非中身を確認してみてください。
全然コードは書いてないので SharePoint Framework で開発した Web パーツのサンプルとしてちょうど良いかと思います。

この記事ではソースコードの中身の話ではなく、リダイレクト Web パーツのインストールの仕方と使い方について解説したいと思います。

インストール

リダイレクト Web パーツのパッケージファイル(RedirectWebPart.sppkg)をここからダウンロードし、インストール先テナントのアプリカタログサイトにアップロードしてください。

続いて、リダイレクト Web パーツを使用したいサイトにて、アプリの追加からリダイレクト Web パーツを追加します。

サイトコンテンツの一覧上に「Redirect Web Part」が表示されればインストール完了です。

設定方法

リダイレクト設定を行いたいページに、リダイレクト Web パーツを配置します。

続いて、Web パーツのプロパティを設定します。
各プロパティの説明は以下を参照ください。

  • リダイレクト先のURL
    リダイレクト Web パーツを置いたページを開いた際のリダイレクト先の URL を指定します。
  • リダイレクトまでの待ち時間(ミリ秒)
    リダイレクト Web パーツを置いたページを開いた後、何ミリ秒経ってからリダイレクトするかを指定します。
    ブランクの場合は即時リダイレクトします。
  • リダイレクト中止文字
    URL の中にこの値が含まれている場合、リダイレクトしなくなります。
    デフォルトでは「escapeRedirect=true」となっており、URL が例えば https://hoge.sharepoint.com/sites/hoge?escapeRedirect=true のようになっているとリダイレクトされなくなります。

リダイレクト Web パーツはページ編集中は「Redirect Web Part」と画面上に表示されリダイレクト処理はされません。
編集が完了すると「Redirect Web Part」という文字は表示されなくなり、リダイレクト処理が実行されるようになります。
編集完了状態でリダイレクト処理を中止したい場合は、リダイレクト中止文字で指定した文字を URL に含めてアクセスするようにしてください。

ただリダイレクトするだけのパーツなので使いどころは限られるかと思いますが、良かったら使ってみてください。